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カイシャで生きる 第25話

 神奈川県平塚市の田園地帯。どこにでもありそうなビニールハウス。でも中に入ると、あるはずのものが、ない。土がない。土はなくとも、トマトは真っ赤に実っていた。

組織の歯車として一日一日を懸命に生きる。ときに理不尽な人事や処遇に苦しんだり、組織との決別、新しい人生を考えたり。様々な境遇や葛藤を経験しつつ前に進もうとする人々の物語を紡ぎます。

 土の代わりにトマトが根を張っていたのは、特殊なフィルムだ。このフィルムを使った「土なし農法」は日本のベンチャー企業が発明し、約130カ国で特許を取った。中東の砂漠地帯でも使われているという。

 この農法の発明者で、ベンチャー企業「メビオール」会長の森有一さん(77)に会った。もともとは大手化学メーカーの研究職だったが、40代後半から二転三転、奇想天外の「カイシャ人生」を送ることになったという。限りある人生で成功するには何が必要なのか。組織で悩んだらどう折り合いをつけたらいいのか――。葛藤の末にたどりついたある「答え」を、森さんは語ってくれた。

彫刻家の父が教えてくれたこと

 のちに世界を驚かせることにな…

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