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 香港立法会(議会)は3日、香港で拘束された容疑者を中国本土に引き渡すことを可能にする「逃亡犯条例」改正案の審議を始めた。改正案を提出した香港政府は今夏までの成立をめざしているが、中国に批判的な民主派の議員は反発を強めている。

 改正されれば、殺人などの37の犯罪について、香港政府は案件ごとに可否を判断した後、容疑者の身柄を中国本土に引き渡すことができる。香港政府は「政治犯は対象外」と説明するが、民主派は「中国が事件をでっち上げ、香港にいる活動家の引き渡しを求める可能性がある」などと反発。この日も立法会周辺で抗議デモを行ったほか、審議が始まると議場から民主派の議員が退席するなど対決姿勢を鮮明にした。(広州=益満雄一郎)