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 イスラエルから「アニメーション・ドキュメンタリー」と称する長編アニメ「戦場でワルツを」が日本に来た時、「このアニメ、なんで実写にしないの?」というタイトルをつけて2008年8月3日の本欄で批判的に書きました。イスラエル人がナチス・ドイツにまでたとえてパレスチナ人を虐殺した体験を赤裸々に証言する、その様子をアニメ映像に変換しているのですが、表情も動きも簡素すぎて、証言者の動揺や息づかいが伝わらないと感じたからです。証言者の顔出しがNGなら顔を隠すだけにした方がより生々しく、観客も集中できるだろうに、と思いました。

 そして先月、「東京アニメアワードフェスティバル(TAAF)2019」長編コンペティション部門で「アナザー デイ オブ ライフ」(ポーランド・スペイン・ベルギー・ドイツ・ハンガリー合作/2018年)という映画を見ました。ポーランドの著名ジャーナリストで作家のリシャルト・カプシチンスキさん(1932~2007年)のルポルタージュを原作として、1975年にアフリカのアンゴラで起こった内戦が彼の目を通して語られます。これが素晴らしい。ちなみにTAAFのHPの表記は「カプシンスキ」になってます。監督はラウル・デ・ラ・フエンテさんとダミアン・ネノウさん。

 映像はセルルック寄りの3DCGで、動くバンドデシネ(仏語文化圏のマンガ)といったおもむき。基本は、体の動きを読み取るモーションキャプチャー、顔の表情を読み取るフェースキャプチャーを使ってCGキャラを動かしているようですが、「これよこれ! ここまでのレベルの映像ができればアニメーション・ドキュメンタリーもアリだよな」と思わされました。

 モーキャプといえば以前はユラ…

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