聞き手・真野啓太
今年のNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」は、明治から昭和を舞台に、五輪にかけた人たちを描く物語だ。ヒット作「あまちゃん」の制作チームが五輪イヤーを前に満を持して送り出したが、視聴率はいまひとつだ。異色の大河を、どう見るか。
僕は1992年、バルセロナ五輪のマラソンに、日本代表として出場しました。ところがレース中に20キロを過ぎた地点で靴が脱げ、コケちゃいました。
ストックホルム五輪に出場した金栗四三は、日射病になって道に迷い、完走できませんでしたね。僕はすぐに追いかければよかったし、8位という結果も残せたので、実はあまり悔いはないんです。「コケちゃいました」というのも、淡々と報告したつもりというか、言い訳みたいなものでした。「コケて、8位だぞ」と。
でも金栗は、応援や支援をして…
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