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 財政制度等審議会(財政審、財務相の諮問機関)は4日、総会を開き、2020年度予算の方針を話し合う議論を始めた。ふくれ上がる一方の歳出に歯止めをかけることを念頭に、財政制度分科会の下に新たに「歳出改革部会」を設けた。分科会より少ない人数で議論を深め、政策への影響力をより強めたい考えだ。同部会は分科会の委員30人で構成。増田寛也元総務相が部会長に就任した。「財政総論」や「社会保障総論」など全体の議論をする財政制度分科会に対し、部会では個々の歳出の論点について掘り下げた検討をするとした。

 財政審のメンバーは財政再建を重視する識者が多いが、近年は歳出拡大を求める政治の動きに押されがちだ。増田氏は「歳出が100兆という巨額になった。歳出の個々のものに目を光らせることが必要だ」と問題意識を語った。(木村和規)