日本歴史学協会(会長=中野達哉・駒沢大教授)は天皇の代替わりに伴う一連の儀礼について、「象徴天皇の交代としての諸儀礼の在るべき姿から逸脱する面があることに疑義を表明する」とする声明を出した。

 昭和天皇の死去に伴う前回を踏襲する形で行うことについて、当時の検討のされ方が「国民的議論を行う十分な条件が整っていたとは言い難い」と指摘。

 「大嘗祭(だいじょうさい)」についても、公費を支出する「皇室の公的行事」として挙行することに対し、政教分離の観点から問題があると主張。天皇家の私的な行事で行うべきだとしている。声明は3月30日付。