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 早く病院に着いて――。昨年末の早朝、予定日より2週間以上早く産気づいた。強まる陣痛。夫が運転する車の助手席で、宮本香織さん(35)は祈るしかなかった。徳島県三好市山城町の自宅から、産婦人科がある愛媛県四国中央市の病院まで車で約1時間かかる。

 分娩(ぶんべん)室に入って3時間足らずで女の子を出産した。宮本さんは「病院がすごく遠くに感じた。もっと近くにお産のできる病院があれば」と振り返る。夫和仁さん(45)は「もし峠道に雪が積もっていて、渋滞や事故が起きていたらどうなっていたか……」。

 三好市池田町の県立三好病院の産婦人科は2009年に分娩(ぶんべん)の受け入れを休止。現在、県西部の受け入れ機関はつるぎ町立半田病院だけだ。三好市保険医務課によると、17年度の市内の出生数は113人と、08年(160人)から大きく減った。石川一恵主幹は「三好病院が分娩の受け入れをやめたことだけが理由ではないと思うが、一日も早く再開してほしい」と訴える。

 14年に完成した三好病院の新…

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