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 博物館に展示されている骨格標本や剝製(はくせい)って、どう作られているの? その舞台裏を描く漫画「へんなものみっけ!」が、「月刊!スピリッツ」(小学館)で連載中だ。作者の早良朋(さわらとも)さんは、東京・上野の国立科学博物館(科博)で標本作りをしていた経歴の持ち主。同館で開催中の「大哺乳類展2」では、展示をナビゲートするキャラクターを描き下ろした。

【動画】マッコウクジラの全身骨格は3日間かけて組み立てられた。作業の様子を早回しにして見ると……=竹谷俊之撮影

 会場のメインステージには、大小約200種の哺乳類の剝製が並び、天井からは全長約16メートルのマッコウクジラの全身骨格がつり下がっている。

 早良さんは「剝製や標本の一つ一つには、その動物が生きてきた歴史があります」と語る。子どものときに事故に遭った動物だったり、迷い込んで打ち上げられたクジラだったり。座礁したときはまだ生きていて、海へ帰そうとしたが結局死んでしまった――。「へんなものみっけ!」にも、骨格標本を作るために砂浜に埋めたクジラの骨を掘り出すエピソードが登場する。

 描くにあたっては、科博の脊椎(せきつい)動物研究グループ研究主幹・田島木綿子さんに多数の写真資料を提供してもらった。早良さん自身も、かつてクジラの骨の掘り出し作業に参加したことがあるという。

 今回「大哺乳類展2」で展示されているマッコウクジラの骨格標本は、2005年7月、鹿児島県南さつま市の海岸に漂着したオスのもの。解剖調査のあと浜に埋められ、09年春に科博が掘り出した。早良さんは「展示物それぞれにドラマがあることを想像したら、博物館がぐっと楽しめると思います」と話す。

 早良さんは、北海道の大学でネ…

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