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 住宅設備大手LIXILグループ(リクシル、本社・東京)のトップ交代の経緯が不透明だとして、海外の機関投資家が創業家出身の潮田洋一郎会長兼CEO(最高経営責任者)らの取締役解任を求めている問題で、前CEOの瀬戸欣哉氏が5日午後、都内で記者会見した。

 瀬戸氏自身が取締役を続投する人事案を6月の定時株主総会に株主提案する方針で、その後CEOに復帰したい意向という。人事案は、リクシルの前身の旧INAX創業家でリクシル取締役の伊奈啓一郎氏と共同で出すとしている。

 瀬戸氏は昨年11月にCEOを退任し、今年6月の定時株主総会で取締役も退くことになっていた。しかし突然の退任で手続きに疑問が拭えないとしている。

 瀬戸氏は2016年、潮田氏の招きでリクシルのCEOに就任。その後、経営方針などで潮田氏と対立し、昨年11月1日付でCEOを退任した。

 リクシルは、アルミサッシのトステム(東京)とタイルなどのINAX(愛知県)が01年に経営統合し、「住生活グループ」として発足。12年に社名を「LIXILグループ」に変更した。潮田氏はトステム創業者の潮田健次郎氏(故人)の長男。(田中美保)