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 秋田・山形両県にまたがる活火山、鳥海山が噴火した場合の避難経路や避難場所が明示された「鳥海山火山防災マップ」の改訂版ができた。秋田県内では、由利本荘市とにかほ市の避難対象地区や、関係機関などに配られる。

 改訂版の防災マップは、鳥海山の防災対策を話し合う火山防災協議会の先月22日の幹事会で提示された。同協議会は今年度、改訂版の周知を図るほか、噴火時の救助対策の取りまとめや、避難をスムーズに行う必要がある施設を指定する基準の検討を行う。改訂版を元にした防災訓練は2020年度から行う予定だ。

 同日の幹事会では、鳥海山の火山活動について「特段の変化はなく、静穏に経過している」(仙台管区気象台)と報告された。

 アドバイザーとして参加した三浦哲・東北大大学院教授らからは「防災マップは活用して初めて意味がある。よくできていて学校の教材にも最適なので利用してはどうか」「2006年版の保管状況を聞き取り調査したら、『わからない』『もっていない』などの回答があった。配布だけでなく、非常時に使えるように管理することも大切だ」などの意見が出された。