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 平和記念資料館(広島市中区)は5日、2018年度の外国人の入館者が43万4838人にのぼり、6年連続で過去最多を更新したと発表した。総入館者数は豪雨災害の影響などで前年度比9・4%減の152万2453人で、過去6番目に多かった。

 1日に就任した資料館の滝川卓男館長が5日に会見。外国人の増加について、米国のオバマ前大統領の広島訪問(16年5月)や国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」のノーベル平和賞受賞(17年12月)などが背景にある、とした。

 資料館の本館は4月25日にリニューアルオープンを控える。滝川館長は「被爆の実相をより伝えるため、実物資料を重視した展示になる。入館者の大幅な増加を期待したい」と語った。「オバマ効果」で過去最多の173万9986人となった16年度並みの入館者数をめざす考えだ。

 平和記念公園内にある国立広島原爆死没者追悼平和祈念館も、外国人が増加。18年度の総入館者数は過去最多の43万3912人だった。外国人が全体の半分超を占める月もあり、5日に会見した叶真幹館長は「証言ビデオなどの多言語化をより進めたい」と話した。(東郷隆)