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 民主化を訴えた中国の若者を軍が武力弾圧した1989年の天安門事件を想起させる「記念酒」をネット上で広めたとして、四川省の成都市中級人民法院(地裁に相当)は、公共の秩序を乱した罪に問われていた民主活動家ら4人にそれぞれ有罪判決を言い渡した。うち1人が懲役3年半の実刑判決で、残る3人は執行猶予付きの有罪判決だった。香港メディアが伝えた。

 判決は1~4日。4人は2016年、「銘記八酒六四(八酒六四を心に刻む)」という商品名が書かれた白酒の写真をネット上に投稿。中国語では「酒」と「九」の発音が同じのため、「八酒六四」は天安門事件が起きた89年6月4日を意味する。

 天安門事件は共産党への批判に直結するため、事件に関する言動は取り締まりの対象だ。特に今年は事件発生から30年という節目にあたる。中国当局は追悼活動などに例年以上に神経質になっており、人民法院の周辺では厳戒態勢がとられたという。(広州=益満雄一郎)