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 宮崎県内6カ所の病院で今年度から臨床研修に入る医師免許取り立ての臨床研修医62人(うち5人は歯科医)が、注射や縫合など基本的な手技を学ぶ合同実習が2日、宮崎大学医学部臨床技術トレーニングセンター(宮崎市)であった。

 医学生では本格的な医療行為ができないため、生身の人間への注射も初めての研修医がほとんど。各病院で患者の相手をする前に、標準的な技術を身につけ、手順を確認するため臨床研修の指導医や先輩臨床医から具体的な指導を受けた。

 動脈や静脈からの採血、経鼻胃管挿入はシミュレーターを使用。筋肉注射・皮下注射は、生理食塩水を使って互いの腕に注射を打ち合った。先輩臨床医は針を刺す角度や注射器の空気の抜き方などをアドバイスした。

 研修医を受け入れる7基幹病院などでつくる県臨床研修・専門研修運営協議会と宮崎大学医学部付属病院卒後臨床研修センターの主催。小松弘幸センター長によると、62人のうち20人が県外の大学出身。「合同実習で病院を越えた研修医同士の交流や先輩たちとの連係を深めてもらい、県内に定着する医師を増やしたい」と話していた。(菊地洋行)