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 投票率向上を目指し、夏の参院選から岩手県内初の「移動投票所」(期日前投票)を試験導入する一関市選挙管理委員会が、車を使った投票所のモデルを公開した。市内の公民館などに出向いて投票所を開く。

 移動投票所は他県では先行例もあるが、一関市では、公共施設の統廃合などで旧投票所から新投票所までの距離が4キロ以上になった地域を基本に開設する。移動投票所の開設場所は公民館や市民センター分館、高校など計7カ所を予定している。

 実際には、投票箱を積んだ車が期日前投票期間中に各実施場所を1回ずつ訪れ、その地域の有権者を基本に、2時間程度の投票時間を設ける。雨がかからない屋根の下などに記載台や受付を設置して、車内に置いた投票箱に投票してもらう。車内には立会人2人が同乗する。

 このほか同市選管では、一定の条件を満たす障害者らを期日前投票所にタクシー(無料、事前登録制)で送迎する「デマンド型移動支援」も導入。期日前投票所を設ける商業施設を増やしたり、投票時間を延長したりして、投票しやすい環境を整える。(泉賢司)