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 7日に投開票された富山県議選(定数40)では、前回2015年と比べて30~40代の当選者が増加した。性別では、女性が前回から1人増えたが総数は4人で定数の1割しかおらず、男性中心の議会構成は変わらなかった。一部の選挙区では新顔候補が健闘し、変化への期待もうかがえた。

 自民は前回より1人多い33人の公認候補を擁立し、選挙前の30から32に議席を増やした。定数の8割を占める。共産は40年ぶりに2議席を得た。

 現職の当選者は29人で前回より5人減。新顔は11人で5人増。新顔のうち、自民の種部恭子氏(富山市第1)▽瀬川侑希氏(高岡市)▽安達孝彦氏(南砺市)▽八嶋浩久氏(射水市)は得票が1万を超えた。無所属の沢崎豊氏(魚津市)と川上浩氏(黒部市)は、共に自民のベテラン現職を得票で上回った。

 当選者を年代別に見ると、30代5人(前回3人)▽40代6人(同4人)▽50代9人(同13人)▽60代15人(同16人)▽70代5人(同4人)。平均年齢は56・9歳で前回と同じ。

 候補者数の男女均等を目指す「候補者男女均等法」の施行後、初めての県議選だったが、今回の候補者54人のうち女性は4人のみ。種部氏と、いずれも現職の自民の奥野詠子氏(富山市第1)▽共産の火爪弘子氏(同)▽社民の井加田まり氏(高岡市)の4人で、全員が当選した。

 投票率は47・08%で過去最低だった前回(46・81%)に続き50%を割った。選挙戦中、複数の陣営から「盛り上がりに欠ける」との声が聞かれた。ある陣営幹部は、新元号発表の盛り上がりもあり、「選挙への関心が低い中で、さらに目を向けてもらいにくくなった」と話した。

 街頭演説のSNSでのライブ配信など、インターネットで有権者への浸透を図る候補もいた。瀬川氏もその一人。高岡市議時代、SNSやブログで積極的に「議会で何を決めているのか」「どのように決めているのか」といった情報を発信。次第に若い世代から連絡が届くようになり、今回の選挙の手伝いも頼んだという。34歳の瀬川氏は「30代が投票に行ってくれた感覚はあった」と同世代の後押しを感じたという。選挙戦を振り返り「旧来のやり方では届かない層に届ける方法を考えていく必要がある」と話す。(竹田和博)