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 韓国の大韓航空は8日、同社を傘下におく財閥「韓進グループ」の趙亮鎬(チョヤンホ)会長が7日に米ロサンゼルスの病院で急逝したと明らかにした。70歳だった。持病の肺疾患が悪化したという。葬儀などの日程は後日発表するとしている。

 趙氏は、2014年にナッツの出し方に激怒し、搭乗機を引き返させたとして罪に問われた大韓航空の趙顕娥(チョヒョナ)元副社長の父親。昨年には、妻の李明姫(イミョンヒ)氏や次女の趙顕旼(チョヒョンミン)・大韓航空前専務の「パワハラ」も問題化し、趙氏自身も、未上場の系列会社の株式を家族に指示して不正売買した容疑などで検察の捜査を受けた。

 大韓航空会長も兼務し、ワンマン経営ぶりが知られたが、3月27日の株主総会では取締役への再任案を否決され、取締役でない会長になっていた。最近は米国にもある自宅で過ごすことが多かったという。14~16年には平昌冬季五輪の大会組織委員長を務めた。(ソウル=武田肇)