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 京都市南区の河川敷のサクラが、昨年9月の台風21号で根元から倒れたまま満開の花を咲かせている。倒れながら咲く姿がツイッターで話題になり、撮影する人が次々に訪れている。

 倒れても咲いたのは、桂川と天神川に挟まれた堤防にある10本ほど。見た人たちは「強いね」「感動するわ」と驚き、「元に戻してほしい」「来年も頑張って」と願った。

 管理する国土交通省淀川河川事務所(大阪府枚方市)によると、堤防にあるサクラ約60本のうち10本が台風で倒れ、6本が傾いた。8日から樹木医による診断が始まり、できるだけ現地で根を埋め戻して元に戻すという。

 音響設備会社経営の安田勝典さん(55)=南区=は「根元から倒れても花を咲かせるなんて、自然の力はすごい。自分もこうやって強く生きていかんとね」。呉服店を営む橋本功司郎さん(79)=京都府向日市=は「生命力に感動した。白血病で入院している友だちに写真を送り、元気づけたい」と話した。(川村貴大)