[PR]

 愛媛県今治市は9日、2020年1月診療分以降の市内の小中学生の通院医療費を無料化する方針を発表した。6月定例市議会に今年度の助成費用やシステム改修費などの事業費約2700万円を盛り込んだ補正予算案と関連条例の改正案を提出する予定。

 これまで市は、就学前児童の医療費の自己負担をゼロにし、小中学生は入院費と歯科診療費のみ無料だった。無料化の対象を広げるための事業費として、来年度は約2億7千万円を見込んでいる。今後、医師会などの関係機関と給付方法や夜間・救急時の対応について協議を進めていく。

 記者会見した菅良二市長は「経済的な負担を軽減するだけでなく、専門家の目で子どもの症状を見てもらうことで、子どもの抱えている背景への気付きとなる。小中学生の通院医療費無料化が必要な支援につながることを期待したい」と話した。(柳川迅)