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 諭吉さんが、栄一さんに――。紙幣のデザイン刷新で、新たに肖像に採用されることになった3人の偉人たち。発表を受け、関係者に驚きと喜びが広がった。

 新しい千円札の肖像に選ばれた北里柴三郎の遠縁にあたり、北里柴三郎記念館(熊本県小国町)を運営する法人理事の北里康二さん(62)は「長年待望していたので、うれしい」と歓迎する。「いまの1万円札の福沢諭吉は北里博士の恩師で、千円札の野口英世は博士の教え子。その関係からいっても、地元では以前から『北里博士も、ぜひお札に』と期待する声が多く、朝から話題になっている。お札になることで、博士の功績が再認識されれば」

 北里研究所北里柴三郎記念室(東京都港区)の森孝之事務長も「とてもうれしい」と喜び、「日本が近代国家を目指す上で、伝染病や感染病対策のもとをつくった。現在につながる医療体制を確立した先人のひとりであり、その思いを再認識していただくきっかけになれば」と期待を寄せた。

 5千円札の肖像になる津田梅子が創立した津田塾大学(東京都小平市)には、早朝から津田梅子の業績や大学の歴史などを問い合わせる電話が相次いだ。大学企画広報課の三宅美則課長は「大変光栄な話だと感じている。学生たちにとっても励みになる」と話した。

 1万円札の肖像となる渋沢栄一は東京証券取引所や日本初の銀行、第一国立銀行など500以上の企業の創設に関わったとされる。東証の証券史料ホールには渋沢の写真パネルがあり、「近代日本資本主義の父」と書かれている。東証の小沼泰之取締役は「渋沢栄一がお札として世に広まることは驚きとともに、うれしい。これを機に経済を活性化させるという渋沢の考えが広まり、若い事業家のみなさんにもがんばってもらいたい」と話した。

 渋沢の故郷、埼玉県でも、お祝いムードに。県産業労働政策課の桧山清副課長は「びっくりして、大変喜んでいる。渋沢さんは、企業経営の他にも福祉や教育など社会事業にも貢献された。地元には記念館や生家もあるので、ぜひ訪ねていただければ」。

 渋沢栄一が育成した多くの企業…

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