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 東京都福生(ふっさ)市の公立福生病院で腎臓病患者の女性(当時44)が人工透析治療を中止して死亡した問題で、都は9日、患者への説明が不十分だったとして、医療法に基づき病院に文書で改善を指導した。

 都や病院側の説明によると、女性は昨年8月、透析治療を受けていた別の医療機関から紹介され、福生病院を受診。医師と相談のうえで透析の中止を選び、1週間後に亡くなった。亡くなる直前には「こんな苦しいなら透析した方がいい。(中止は)撤回する」と話したが、病院側は落ち着いた状況で確認したところ、透析を希望しないとの意思を確認したとして、再開しなかったという。

 福生病院ではほかにも、透析を中止したり、導入しなかったりして亡くなった患者がおり、都は一連の手続きに問題がなかったか調査。その結果、透析中止をいつでも撤回できることなど、患者に十分な説明が尽くされていなかったとして指導したという。