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 山形東高校野球部が、戦後初の夏の全国大会で戦った函館中部高校野球部と、73年ぶりに「再戦」することが決まった。8月6日、北海道函館市の千代台公園野球場(オーシャンスタジアム)で、1、2年生による2試合を予定。山形東の佐藤陽一監督は「大先輩たちの歴史の重みを感じながら戦いたい」と意気込む。

 両校は、それぞれ旧制の山形中学、函館中学だった1946(昭和21)年、全国中等学校優勝野球大会(現・全国高校野球選手権大会)3日目に試合をした。結果は5―13で山形中の負け。山形東にとっては今夏が「雪辱戦」となる。

 73年前は、各校が自分たちが食べる米を持参するほどの食糧難。地元から多くの米を持ち込んでいた山形中は敗れた後、残った米を函館中に贈った。米を持って函館中の宿舎を訪ねると、選手全員が並び、「ありがとうございました」と深々と頭を下げたという。

 再戦は、函館中部の卒業生で山形大学野球部監督の沼田尚さん(38)が、山形東のトレーニング指導をしている縁で決まった。ただ、夏の地方大会を勝ち抜いた場合は中止。佐藤監督は「勝ち抜いて、甲子園で再戦するのが一番いいですね」と話した。(青山絵美)

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