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 佐藤天彦(あまひこ)名人(31)に豊島(とよしま)将之二冠(28)が挑戦する第77期将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛)の第1局の前夜祭が9日午後6時から、東京都文京区のホテル椿山荘東京で開かれ、ファンら約500人が集まった。

 対局は10日に始まり、佐藤名人は4連覇、昨年、棋聖と王位を獲得した豊島二冠は三冠獲得がかかる。最高峰の戦いにふさわしい顔合わせとなった。豊島は、平成生まれの棋士として名人戦初登場となる。

 日本将棋連盟の佐藤康光会長(49)は「頂上決戦にふさわしいカードとなった。今年もよりいっそう濃密な戦いになることを期待しています」とあいさつした。両対局者はファンとの記念撮影に応じるなど、交流を深めた。

 豊島二冠は「名人戦は歴史と伝統のある棋戦で、棋士になってすぐに挑戦することができない。順位戦で一つずつクラスを上げていって立てる舞台なので、こうして舞台に立てることを本当にうれしく思います」。佐藤名人は「平成とともに歩んだ棋士としてフレッシュな、新しい時代を感じていただけるような将棋を指せていければと思います」とそれぞれ話した。

 対局は2日制で、持ち時間は各9時間。10日午前9時に始まり、夕方に封じ手を行う。11日午前9時に再開し、夜までに決着する見込み。立会人は島朗九段(56)。

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 対局の模様や棋譜は、朝日新聞デジタルの将棋ページ(http://www.asahi.com/shougi/)で随時お伝えします。現地の大盤解説会は10日が午後2時半から同6時半まで、11日が午後2時から終局まで。2日通し券3千円、1日券2千円。(村瀬信也、村上耕司)