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 南海トラフ巨大地震の発生メカニズムの解明を目指し、昨年10月に静岡市の清水港を出港した海洋研究開発機構(JAMSTEC)の地球深部探査船「ちきゅう」が、半年の航海を終えて帰港し、9日、船内で報道向けの成果説明会と見学会があった。目指していたプレート境界断層への到達はかなわなかったが、海底下約2800メートルの試料などの採取に成功した。

 1日に清水港に帰港したちきゅうは全長210メートル、幅38メートル。中央部には掘削のパイプを支える青いやぐらがそびえ立つ。その下にあるのが掘削フロアで、ここからパイプを伸ばし、ドリルを差し込んで海底を掘っていく。

 地層を円柱状にくりぬいたコア試料は船上に引き揚げられると、コンベヤーを通って船の前部にある研究施設に運ばれる。施設は4階建てで、内部構造を測定するCTスキャナーなど試料を分析する様々な設備がそろっており、まさに「海に浮かぶ研究所」だ。

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