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 江戸時代に始まり、「五七五音のリズムで人情や社会を詠む口語詩」である川柳。熟年世代に愛好されてきた伝統文芸が今熱い。インターネット上では、経験を問わず匿名でも投句できる「バーチャル句会」が次々と誕生。高校生が川柳で気持ちを伝え合うラブコメアニメも4月からテレビ放映が始まった。広がる人気の秘密はどこに。

 「飲みすぎの 夫またTEL 『ここはどこ?』」(お題「うんざり」)

 夜の街の写真に浮かぶ五七五の白抜き文字。川柳投稿サイト「まるせん」(https://marusenryu.com別ウインドウで開きます)のトップページを4月10日に飾った「今日の一句(最優秀句)」だ。この日投稿された302句から選ばれた。

 句には「これはうんざり」「歓迎会シーズン、有りそうですね」などの感想や、大喜利の座布団、「あるある」「ウケる(笑)」のスタンプ画像が次々と付く。

 詠み手は「未晴(みせい)さん」こと兵庫県の会社員、太田正子さん(48)。「自分の句をトップページで見つけると、ときめきます」

 2017年末から2500句超を投稿。「川柳は普段の生活に密着しているのでぴたっとくる。日々、ネタの宝探しをしています」と言う。冒頭の句は「夫が以前、酔っ払って、私の携帯電話に『どこにいるのかわからない』と何回か電話してきたんです。今はだいぶ落ち着きましたが」と笑う。

 「まるせん」はウェブエンジニア、深沢立春さん(47)が08年に立ち上げ、現在は月約1万句が寄せられる。約半数は44歳以下だ。「句会参加まではしないけど、自句を披露し、反応を楽しみたい方たち」が多いという。

 「面目ない」「B級」など独創的なお題を出し、今日の1句を選ぶ。ツイッターやインスタグラムでも展開する。「川柳は本格的、文芸的になるとわかりにくくなりがち。誰でも参加できるよう心がけています」

 宮城県の会社員、月波(つきな…

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