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 欧州連合(EU)は10日夕(日本時間11日未明)、臨時の首脳会議を開き、英国から要請があったEU離脱の期限延長を議論する。EUのトゥスク首脳会議常任議長(大統領に相当)は9日、加盟国の首脳に宛てた書簡で「最大1年の柔軟な延長」を要請。会議では長期の延長を認めた場合、英国にどんな条件を求めるのかが焦点になりそうだ。

 英国とEUは昨秋、離脱条件を定めた協定案に合意した。だが、英議会で意見が割れ、協定案の承認ができないまま、離脱予定日の12日が迫る。経済や市民生活に混乱をもたらす「合意なき離脱」となるのを避けるため、メイ英首相はEU側に対し、6月30日までの離脱延期を求めていた。

 トゥスク氏は書簡で、英側の要請について「6月末までに英議会で協定案が承認されると信じられる根拠はほとんどない」と指摘。一方で最大1年の柔軟な延長を検討するよう提案し、「英国がEUの重要な決定に誠実に協力すること」などを延長の条件に挙げた。英・EUの双方が協定案を批准すれば延長期間も終わり、1年待たずに離脱できるとの考えも示した。

 離脱の延期には、加盟国の全会一致が必要。一致できなければ合意なき離脱に近づくが、加盟国の中ではこれを避けるため、延期に前向きな声が出ている。

 ドイツのメルケル首相は9日、…

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