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 淡水魚や両生類などがインターネットで買えるようになっている。絶滅危惧種が売られているケースもある。法令による規制対象でなければ違法ではないが、乱獲による生態系への悪影響が懸念され、保全関係者や研究者からは懸念の声が出ており、ネット企業も対応を検討している。

 「ふざけんな。この量の卵塊は採取した場所壊滅的やろ」

 3月、あるネット販売のサイトに「出品」された大量のトウキョウサンショウウオの卵塊に、あるユーザーがこうツイートした。このサンショウウオは環境省のレッドリストに掲載された絶滅危惧種で、里山などにすむ両生類だ。

 このユーザーは朝日新聞に対し「自分の利益のため、絶滅危惧種を乱獲し、里山の生態系を破壊する人がいるのは残念で仕方ない」と語った。このつぶやきは9千回以上リツイートされ、「度を越している」「見てるだけでつらい」などの声が相次いだ。

 保全活動や調査を続けるトウキョウサンショウウオ研究会事務局の川上洋一さんは「里山が使われなくなり、アライグマなどの外来種の天敵が広がって危機的な状況だ。さらに乱獲されれば、とどめを刺される」と指摘。千葉県などでは、今でも卵塊の大量採取の被害が続いているという。

 レッドリストに法的拘束力はなく、絶滅危惧種のうち、販売などが違法なのは、種の保存法で指定された国内希少野生動植物種(希少種)など一部だけだ。地域の生態系や絶滅危惧種などに悪影響を及ぼす恐れがある外来種も、法律で売買禁止のものはまだ少ない。

 川上さんが活動する東京都あき…

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