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 失言で辞表を提出した桜田義孝五輪相の後任に決まった鈴木俊一・前五輪相(衆院岩手2区)は11日午前、「復興五輪の趣旨からすると取り返しのつかない発言だ」と国会内で記者団に語り、桜田氏の失言を批判した。

 安倍政権は東京五輪・パラリンピックの目的の一つに「復興の後押し」を掲げる。鈴木氏は「担当大臣があの発言をすると(被災者を)裏切られるような気持ちにさせてしまう。元も子もない」と述べた。

 桜田氏は10日夜、東日本大震災の被災地・岩手県出身の自民党衆院議員のパーティーで、議員の名前を挙げて「復興以上に大事」と発言した。鈴木氏も同席していたが、桜田氏の発言は自身の発言を考えている時で「聞きそびれた」という。

 鈴木氏の選挙区は、震災で津波被害を受けた岩手県沿岸部を含む。半年ぶりに再登板することとなり、「復興五輪の名にふさわしいプログラムをもう一回アピールしたい」と意欲を示した。