天皇陛下は11日、皇居内の苗代に種もみをまき、今年の稲作を始めた。天皇の稲作は、農家の苦労に思いを寄せるなどの目的で昭和天皇が始め、陛下が引き継いだ。4月末の退位を控え、今回が在位中最後となる。5月以降に予定されている田植えや稲刈りなどは、天皇に即位した皇太子さまが引き継ぐ。

 肌寒い曇り空のもと、天皇陛下は、1区画30センチ四方に区切られた苗代20区画に、ニホンマサリ(うるち米)とマンゲツモチ(もち米)の種もみ約3600粒をまいた。公務の合間に、残り20区画全てに自身で種もみをまく予定という。(中田絢子