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 世界三大珍味のキャビアで知られるチョウザメが、いぶり中央漁協(北海道登別市)の定置網で捕獲された。漁船員や持ち込まれた室蘭魚市場の計らいで室蘭市立室蘭水族館へ移され、同館がオープンする26日にお披露目される予定だ。

 チョウザメに詳しい北海道大の足立伸次教授(魚類繁殖学)によると、道内では年に数匹が捕獲されており、昨年は4匹だった。いずれもダウリアチョウザメ(カルーガ)で、ロシア・アムール川産のものが海流に乗って登別市沖に来たのだろう、とみる。

 同館に移されたチョウザメは体長1・3メートル。オープンまでに網による傷を治療し、入り口正面の大型の円形水槽で公開するという。

 生きたチョウザメを初めて見たという魚市場担当者は「地元では食べる習慣がなく、値段は二束三文。そこで水族館で見てもらおうと連絡した」と話す。しかし、激減した天然魚のキャビアは高価な幻の食材だ。カルーガのキャビアは最高級品のベルーガに匹敵する粒の大きさという。ただ、今のところ性別は不明だ。(三上修)