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 福島県立医大付属病院(福島市光が丘)は不妊治療を専門に扱う生殖医療センターを設置し、10日に開所式があった。これまで産婦人科にあった不妊治療分野を独立させ、不妊に悩む人が産婦人科で妊婦の中で受診する心理的負担を減らし、複数の診療科にまたがる治療の調整役も担う。

 センターは、各医療機関から紹介を受けた高度な不妊治療が必要な患者の治療を行い、県内の各保健福祉事務所からの紹介で窓口や電話での不妊や不育の相談も受ける。

 不妊治療は、女性が対象の産婦人科、男性の泌尿器科、若年がんに対する腫瘍(しゅよう)内科など、複数の診療科にまたがった対処が必要な場合もある。センターはその連携の中心となる。

 そのほか、不妊治療を受ける患者やその家族を対象にした相談会、各市町村で相談に対応する保健師らに向けた研修会、県内の医療機関を対象にした情報交換会なども行う。

 菅沼亮太センター長は「県内の生殖医療の発展にも尽力し、皆さんが安心して子どもをもうけられるよう頑張りたい」と話した。(奥村輝)