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 107人が死亡、562人が負傷した2005年のJR宝塚線(福知山線)脱線事故から25日で14年。最も多くの死者が出た2両目から生還した小椋聡さん(49)が、妻の朋子さん(50)とともに事故後の軌跡を本にまとめた。タイトルは「ふたつの鼓動」(コトノ出版舎)。それぞれの視点で歩みを振り返り、苦難を通じて互いがかけがえのない存在であることを再確認するまでを描いた。

 2人が出会ったのは大阪の音楽大学。聡さんは作曲家を目指し、朋子さんはパイプオルガンを学んでいた。学生時代から一緒に生活し、卒業後すぐに結婚。聡さんが31歳で会社勤めを始めるまで、同じ動物保護施設で働いたり、NPO法人で活動したり「24時間一緒」の暮らし。事故が起きたのは、12回目の結婚記念日を迎えた翌日だった。

 兵庫県西宮市の自宅から通勤のため電車に乗った聡さんは、2両目で事故に遭った。マンションに衝突し「く」の字に曲がった車内では、「巨人に両足を持って振り回され、壁に叩(たた)きつけられたような勢い」で飛ばされた。人々が折り重なって倒れ、「爆撃を受けたような風景」に一変。57人が死亡し、聡さんも右足を骨折していた。

 現場の惨状を伝えるのが生き残…

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