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 生徒の頭を丸刈りにし、暴言を繰り返したなどとして、山口県教育委員会は12日、県立下松工業高校に勤務していた男性教諭(43)を同日付で減給1カ月(10分の1)の懲戒処分にしたと発表した。この教諭をめぐっては、クラスの生徒40人と保護者39人が今年2月、懲戒免職を求める嘆願書を県教委に提出していた。

 県教委によると、男性教諭は昨年10月、担任だったクラスの男子生徒の頭をバリカンで丸刈りにし、同年12月にはこの生徒に「(学校ではなく)病院に行け」などと発言した。このほか、複数の生徒に「ばか」「あほ」と暴言を繰り返し、長時間廊下に立たせた。

 県教委は丸刈りと、長時間廊下に立たせたことを体罰と認定。一連の発言についても「配慮に欠き、人権上問題がある」とした。男性教諭は県教委の調査に対して、「自分の行きすぎた言動や指導で生徒を傷つけ大変申し訳ない」と話しているという。現在、この教諭は別の県立学校に勤務している。

 県教委は、適切な対応を取らなかったとして、当時の校長も文書訓告とした。また、懲戒免職の請求に反対だった生徒がいたことを踏まえ、嘆願書作成に関わった下松工の女性教諭2人も文書訓告とした。(金子和史)