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 職員への暴言問題で市長が辞職し、3月に出直し選を実施したばかりの兵庫県明石市で14日、再び市長選が告示された。立候補を届け出たのは、出直し選で圧勝して市長に復帰した泉房穂(ふさほ)氏(55)=無所属=だけで、無投票で4回目の当選が決まった。

 泉氏は国道用地の買収の遅れに激高し、職員に「(建物に)火つけてこい」と暴言を浴びせていたことが1月に発覚。2期目の任期満了(4月30日)を待たず2月に辞職した。3月17日の出直し選で圧勝したが、公職選挙法の規定で辞職前の任期が引き継がれ、統一地方選の後半戦に合わせて再び市長選を迎えた。

 出直し選は元市長と共産新顔との3人で争い、泉氏が投票者の約7割の票を得て大勝した。このため、元市長は今月の県議選に転じて当選。共産も候補擁立を見送った。

 泉氏は14日、自ら立候補を届け出た後、午後にJR明石駅前で演説し、「二度にわたる市長選となったのはひとえに私の責任。本当に申し訳ない」と謝罪。これまで重点的に子育て支援に取り組んだとし、「人口や税収が増えたのは偶然ではない」とアピールした。

 午後5時に無投票当選が決まると、事務所で支援者を前に「改めて責任の重さを自覚した。自らを律し、明石のためにがんばりたい」と抱負を語った。

 近畿ではほかに、大阪府高槻市、奈良県大和高田市、同五條市の市長選も無投票での当選が決まった。(山崎毅朗)