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 9人が死亡した2012年12月の中央自動車道笹子トンネル天井板崩落事故から約6年4カ月。山梨県大月市の事故現場近くで13日、犠牲者を悼む慰霊碑の除幕式があり、事故の風化を懸念する遺族らは「インフラ整備の必要性を訴える場所になってほしい」との願いを込めて碑に手を合わせた。

 慰霊碑はいずれも下り線側の2カ所に中日本高速道路(名古屋市)が建立した。事故現場から東に2キロ弱のトンネル出入り口近くには高さ約1・5メートルの墓石のような碑、8キロ余り離れた初狩パーキングエリア(PA)内には、遺族が合掌する姿をイメージした高さ約3メートルの碑がそれぞれできた。

 現場に近い慰霊碑の前では、事故発生の午前8時3分に合わせて参列者約50人が黙禱(もくとう)した。その後、PA内の慰霊碑前でも式が開かれ、次男の小林洋平さん(当時27)を亡くした父・寿男さん(72)=群馬県高崎市=がサックスを演奏。「彼らのためにできることは演奏くらいしかない。安らかに眠ってほしい」という願いを込め、「アベ・マリア」を奏でた。

 PA内の慰霊碑が立つ富士山を…

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