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 2010年4月9日に亡くなった作家・劇作家の井上ひさしさんをしのぶ吉里吉里忌が14日、井上さんの生まれ故郷、山形県川西町であった。川西町での開催は5回目で、全国から約500人が参加した。岩手県出身の芥川賞作家、若竹千佐子さん(65)が講演し、人形劇「ひょっこりひょうたん島」に励まされて書き続けていることや、井上さんとも共通する方言への思いなどを語った。

 若竹さんは55歳から小説講座に通い始め、ふるさとの岩手県遠野市の方言を使った小説「おらおらでひとりいぐも」で18年に芥川賞を受賞。63歳だった。

 若竹さんは、ひょっこりひょうたん島を小学生から中学生にかけて見ていたという。登場人物の一人、ドン・ガバチョが歌う「未来を信ずる歌」の「今日がダメなら明日にしまちょ」のフレーズが今も頭にあり、小説を書くことを「あきらめず続けられた」。また、それぞれの登場人物がそれぞれの欲望を隠さずいることが、「本音を子どもにも分かる言葉で伝えてくれた。私の学校だった」と話した。

 方言について、聞き手を務めた…

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