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 新潟県佐渡市の佐渡トキ保護センターは15日、中国から提供された関関(グワングワン)〈雌、3歳〉と日本生まれの雄(3歳)のペアからひなが誕生したと発表した。昨秋、中国から11年ぶりにトキの提供を受けたが、ひなが誕生したのは初めて。

 同センターによると、15日午前8時5分ごろ、飼育員がひなの孵化(ふか)を目視で確認した。ペアは3月16日~今月1日に計5個の卵を産卵し、孵化したのは最初に産卵した卵という。残り4個のうち、2個は人工孵化、2個は自然孵化を進めている。

 中国から関関と一緒に来た楼楼(ロウロウ)〈雄、3歳〉も日本生まれの雌(7歳)とペアを組んでおり、3月31日に卵1個を産卵している。

 新潟県の花角英世知事は「新たなトキが野生下のトキの集団に加わることで、遺伝的多様性が確保され、野生復帰への道がより一層確かなものとなることを期待しています」とのコメントを発表した。(中村建太)