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 千葉大学病院(千葉市中央区)で14日、拡張型心筋症の20代男性が、臓器移植法に基づく心臓移植手術を受けた。日本臓器移植ネットワークが同日、発表した。同病院が昨年6月、心臓移植実施施設に認定されて初の心臓移植手術だ。

 同病院によると、手術は14日午後1時40分ごろ始まり、同日深夜に無事終了した。男性の容体は安定しているという。

 移植ネットによると、心臓は、低酸素性脳症が原因で、13日にさいたま赤十字病院(さいたま市)で「脳死」と判定された40代男性から提供を受けた。

 心臓移植は、拡張型心筋症など移植以外に治療法がない重症の心不全患者が対象で、移植ネットに心臓移植の希望を登録し、千葉大病院で移植を待つ患者は4月現在24人という。

 執刀した心臓血管外科の松宮護郎教授は「当院の多くのスタッフが力を合わせて行ってきた心臓移植実施の準備が実を結び、手術が無事終了しました。今後も重症心疾患の患者様の治療に全力で当たってまいります」とコメントした。(寺崎省子)