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 熊本地震で被災し、新校舎に建てかわったばかりの阿蘇西小(熊本県阿蘇市、児童135人)を15日、福島県南相馬市の登山サークル「原町山遊倶楽部」の22人が訪れた。子どもたちと一緒に福島県の「三春滝桜」の苗木を植樹し、ともに復興することを願った。16日で「本震」の発生から3年を迎える。

 山遊倶楽部は、東日本大震災で全国から支援を受けた恩返しをしようと、校舎が壊れた阿蘇西小に支援金を贈った。その後もリンゴを送り、同小からは絵手紙が送られるなど交流を続け、2017年に仮校舎を訪問。新校舎完成時に桜を贈ると約束していた。

 同小の子どもたちと再会した目黒としえさん(70)は「新しい校舎で子どもたちが明るくて、よかった」と喜んだ。メンバーには子どもや孫が遠方に避難し、なかなか会えない人も多い。同小6年の梅井祐樹君は「孫に似ていると言われ、優しくしてもらった。わざわざ来てくれて感謝でいっぱいです」と話した。

 山遊倶楽部代表の小山隆さん(76)は「早く土地になじんで元気なつぼみを膨らませてほしい。そしたらまた皆で来たいですね。熊本ではまだ仮設住宅に多くの人が暮らし、福島には県外に避難したままの人がたくさんいる。一緒に復興に進んでいけたらと思う」。(後藤たづ子)