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 日中両国は14日、和牛の中国への輸出再開に必要な検疫をめぐる協定を締結することで実質合意した。和食人気で世界的なブランドになっている和牛は有望な輸出商品だ。実現すれば、日本の畜産業者に大きな恩恵をもたらしそうだ。

 中国への牛肉輸出は牛海綿状脳症(BSE)の影響で2001年9月に停止。04年から輸出再開を求めてきたが、10年に口蹄疫(こうていえき)が発生して協議が頓挫した。14日に北京で開かれた日中閣僚によるハイレベル経済対話で、畜産物の輸出に必要な「動物衛生検疫協定」を締結することにした。

 協定を結んだだけでは輸出は再開できず、中国が日本の牛肉の安全性を点検し、家畜の伝染病が発生した際の対応策などでも合意する必要がある。通常これらには数年かかるという。

 農林水産省はまずは畜産業者の希望が強い牛肉の協議を先行させ、その後、同様に中国への輸出が禁じられている豚肉やチーズなどほかの畜産物の輸出に向けて議論を進める考えだ。

 人口減で食料品の国内需要が減…

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