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 熊本地震の本震発生から3年を迎えた16日、熊本県南阿蘇村立野の新所(しんしょ)地区では、土砂崩れに巻き込まれて犠牲になった60代の夫婦を追悼し、住民らが手を合わせ、花を手向けた。

 新所地区では2016年4月16日未明、九州電力の水力発電所施設が本震で壊れて大量の水が土砂とともに集落に流れ込み、ふもとの9世帯が全半壊。片島信夫さん(当時69)と利栄子さん(同61)が亡くなった。住民の多くは九電と補償交渉を終え、村内外の別の場所で住宅を再建。敷地は九電が買い取り、無人の集落に更地が広がる。

 副区長の山内博史さん(65)は新所地区内で住宅を再建中だ。「2人の思いを引き継ぎ、立野の復興に向けてがんばって行きたい」と話した。(大畑滋生)