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【e潮流】

 伊豆諸島・鳥島に春と秋に上陸し、約40年にわたってアホウドリの観察を続けてきた東邦大学名誉教授の長谷川博さん(70)が、今春は出かけなかった。初めてこの無人島を訪れた頃は推定200羽に満たなかったが、昨年に約25倍まで回復したのを見届け、「やりきった!」と野外調査からの引退を決めたためだ。

 アホウドリは北太平洋に数百万羽いたと考えられている。それが良質の羽毛を目当てにした乱獲で数を減らした。最後の繁殖地とされた鳥島でも1949年には絶滅したと思われたが、51年に再発見された。しかし、65年に島の火山活動が活発化したのを機に観察は途切れた。

 長谷川さんは京都大学の大学院…

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