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 日本のお家芸、柔道。五輪や世界選手権で日本選手はつねに金メダルを求められ、国際舞台で戦えなくなると引退する例も多いが、女子52キロ級の元世界女王、中村美里(29)=三井住友海上=は畳に上がり続ける。競技の第一線から退き、全日本の強化選手からも外れる。それでも、「トップを目指すだけが現役じゃない」。21日には体重無差別で争う全日本女子選手権に初挑戦する。

 中村は銅メダルを獲得した2016年リオデジャネイロ五輪の後に休養し、筑波大大学院に入学した。「柔道トップアスリートの妊娠・出産」というテーマで修士論文に取り組んだ。12年ロンドン五輪女子57キロ級の金メダリストで、今では1児の母となった松本薫さん(31)らに話を聞いて論文にまとめたという。

 松本さんは今年2月に引退を表明した後、アイスクリーム店の運営にかかわる。「好きなことに対する気持ちは松本さんも私も同じ。松本さんはアイス、私は柔道を楽しんで追求している」と中村。柔道を好きでいる限りは現役を続けていたいというのが、今の思いだ。

 中村は巧みな足技で第一線を走…

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