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 長さ約10メートルのはしごに登り2人で舞う千葉県君津市の「鹿野山(かのうざん)のはしご獅子舞」の伝承が途切れる可能性がある。長年演じ続けてきた40代の男性2人は体力の衰えなどから「今年が最後」との思いが強く、後継者もいないからだ。県の無形民俗文化財に指定されており、市教育委員会は地域を越えた後継者育成に全面協力する考えだ。

 はしご獅子舞は毎年4月28日、君津市鹿野山の「白鳥神社」の祭礼で演じられる。伝承では、1504年に高野山(和歌山県)の名僧が布教のため鹿野山を訪れた際、名僧を慕って紀州から移り住んだ木こりたちが故郷をしのんで舞ったのが始まりと言われる。

 現在の舞い手は君津市職員の隅田洋一さん(41)と会社員の上木原義明さん(43)。2人は鹿野山地区で生まれ育ち、幼い時から笛や太鼓など、祭礼のおはやしを演じてきた。

 獅子舞は、約10メートルのは…

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