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 電力会社や原発メーカーなどでつくる日本原子力産業協会が若者向けに開設したウェブサイトについて、世耕弘成経済産業相は16日の閣議後会見で「『げんしりょくむら』という表現など、福島事故当時に問題になった表現を使い、事故の反省を踏まえた内容だとはとうてい言えない不適切なもので、誠に遺憾だ」と批判した。

 このウェブサイトは原子力に関わる若者を応援する目的で、「あつまれ!げんしりょくむら」の名称で8日に開設された。「いまだに避難している人がたくさんいるのに」「ふざけすぎだ」「開き直った」といった批判がSNS上で殺到したため、同協会が12日、謝罪のうえ閉鎖していた。

 世耕氏は「原子力に関する情報発信は非常に重要だが、情報発信にあたっては、それがどのように受け取られるのか十分注意をしながら適切な形で行うことが重要だ」とも述べた。

 原子力の広報をめぐっては、東京電力が昨年10月にツイッターの公式アカウントで、事故を起こした福島第一原発の内部画像を「#工場萌(も)え」というハッシュタグをつけて投稿したところ、批判のコメントが相次いだため、「皆さまにご不快な思いをおかけし大変申し訳ございませんでした」とおわびし、ハッシュタグを削除したことがある。