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 朝日新聞創業者で、三重県玉城町出身の村山龍平とゆかりがある田丸城。紀州藩の家老・久野家が入城して400年を迎えることを記念して、16日から企画展「幕末田丸の名刀展」が同町の村山龍平記念館で始まった。22日まで、入場無料。

 企画展には、いずれも幕末に田丸城下で作られた14点の日本刀が出品された。久野家の家老・金森得水の茶室兼別邸「玄甲舎」で見つかった短刀や、さやに久野家の家紋が入った短刀など珍しい品々が並ぶ。同町教育委員会生涯教育課の平生公一課長は「いずれの日本刀も貴重なものばかり。田丸城下で作られた歴史を知ってほしい」と話す。

 田丸城は南北朝時代の1336(延元元)年、南朝側の拠点として築かれた。江戸時代の1619(元和5)年、紀州徳川家の家老・久野宗成が城主となり、以後、9代にわたって久野家が統治。1928(昭和3)年には、田丸町(現玉城町)が城跡を買い取れるよう、村山龍平が当時の3万円を町に寄付している。