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 モーター大手の日本電産は16日、精密機器大手オムロンの自動車部品部門を買収すると発表した。日本電産は自動車向け事業の売上高を、いまの約3千億円から2020年3月期に倍増させる目標を掲げる。両社の技術を組み合わせ、製品開発を進める狙いだ。オムロンによると、譲渡額は1千億円程度を見込む。

 日本電産の永守重信会長兼最高経営責任者が同日夕に記者会見する。

 運転支援機能の広まりなどで、車に使われる電子部品の数は増えている。日本電産は18年に仏自動車大手のグループPSA(旧プジョー・シトロエングループ)と、電気自動車を走らせるモーターをつくる合弁会社を設立するなど、この分野に力を入れる。

 オムロンの自動車部門は、座席や窓を電気で動かすスイッチや、自動ドアを動かすモーターを制御するための電子部品などを扱う。運転支援機能を支えるセンサー技術などにも強みを持つ。同部門の18年3月期の売上高は1331億円。オムロンの広報担当者は「大きな投資が必要になる分野で、単独で進めるよりも強い企業と手を組むほうがいい」と狙いを話す。