【動画】新潟第一中学・高校吹奏楽部=武田啓亮撮影
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 新潟第一中学・高校は中高一貫校で、部員は中学と高校合わせて35人。ここに、この春から新入部員が加わる。

 「コンクールの勝敗だけにこだわらず、音楽を楽しもうとする生徒に来て欲しい」。顧問の藤田直規教諭の言葉通り、高校から吹奏楽を始めた部員も多い。

 ファゴットの五十嵐太輔君(3年)もその一人だ。小中9年間続けた野球をやめ、高校1年から吹奏楽を始めた。元々音楽を聴くのが好きだったこともあり「聴く側から演奏する側に」と一念発起。「先生に『やってみろ』と渡されて、吹いてみたら音が出た」のがファゴットだった。「ノリとなし崩し」で決まった担当楽器だったが、わずか4カ月ほどの間にみるみる上達し、その年の夏の県吹奏楽コンクールにも出場した。

 部としての実績も折り紙付きだ。県吹奏楽コンクールでは4年連続で県代表に選ばれ、西関東大会に出場するなど着実に成果を残してきた。

 「楽しさを大事にすることを、コンクールで勝てない『言い訳』だと言われたくない」。部長でサクソフォンの高田宥佳さん(3年)は力説する。コンクールで演奏する曲を選ぶ時も、「勝つための技術面でのアピール」と「自分たちが表現したいこと」の二つをすり合わせ、部員同士で何度も議論を重ねてきた。 目標は、昨年は銅賞に終わった西関東大会での上位入賞。「自分たちの伝えたいことを音にのせられるように技術を磨きたい」(武田啓亮)