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 大分県竹田市は17日、新しい建物の完成後も「休診」が続いていた市立こども診療所を、22日に開所させると発表した。所長の男性医師(51)が診療を継続する意思を示した。当初の予定から約1カ月遅れの開所となり、18日から診療予約の受け付けを始める。

 市によると、15日に首藤勝次市長と医師が面会。首藤市長はこれまでの市側の対応について、医師も混乱した現状についてそれぞれが謝罪した。医師からは診療について「継続します」との言葉があったという。

 新築した建物での診療継続をめぐり、医師が市に不信感を持ったことから、開所は当初予定していた3月中旬からずれ込んでいた。医師は22日から診療を行う。市は地域医療を支える態勢づくりへ、大分大医学部にも協力を求める。

 首藤市長は「市民を置き去りにして解決が長引いたことへの不満の声も聞いている。いずれ市と医師がそろっておわびをしたい」と話した。

 診療継続を求める署名を集めた「竹田の小児医療を守る会」の古森佳代代表は「継続できてホッとしている。市は医師をサポートして竹田の医療充実に尽くしてもらいたい」と話した。(矢鳴秀樹)