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 東京帝国大に在学中、学徒出陣で戦死した中村徳郎さんの手記が、出身地である山梨県甲州市の文化財に指定された。手記の一部は戦没学生の遺稿集「きけわだつみのこえ」に収録されているものだ。文化庁は「戦時記録としての評価を前面に出して文化財として指定するのは、全国的に珍しい」と指摘している。

 市が3月27日、市の文化財に指定したのは、中村さんが憲兵に隠れて弟に渡した日記や、家族にあてた最後の手紙など47点。「平和教育に資するだけでなく、文化芸術の源になった」と、市は評価した。

 このうち、最後の手紙は敗戦の1年余り前にあたる1944年6月、当時25歳の中村さんがいた福岡県内から両親に出された。

 〈自分はどんな所へ行っても将…

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