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 2月末の米朝首脳会談を経て、北朝鮮ではどんな動きが起きているのか。日米韓に対し、どのような外交を展開するのだろうか。かつて北朝鮮外交官として金日成(キムイルソン)主席の通訳を務めた、高英煥(コヨンファン)元韓国国家安保戦略研究院副院長に現状の分析や今後の展望を聞いた。(聞き手 編集委員・牧野愛博)

 ――金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は12日、今年末まで米国の姿勢が変化することを待つ考えを示しました。

 「二つの理由があるだろう。来年になればトランプ米大統領は選挙に集中し、北朝鮮を扱う余裕がなくなると正恩氏は計算したようだ。また正恩氏は昨年、対米関係悪化に備え、食糧と石油の備蓄を各部署に指示した。現在、8~12カ月分の備蓄があるそうで、制裁に耐えられると考えているのだろう。石油や食糧の価格に大きな変動はない」

 ――備蓄のため外貨を使ったのではないですか。

 「その通り。制裁を逃れて石油を備蓄するために瀬取りを実施したことが、必要以上の外貨消費を招いた。公海上で中国企業などと北朝鮮企業が直接取引しているが、米韓などの追跡を逃れるため、北朝鮮を出航後、別の場所まで運航してから取引地点に向かうといった複雑な動きをしている。危険手当や余計な手間で、通常の市場価格の1・5倍から2倍以上になる」

 ――外貨不足への警戒感はないのでしょうか。

 「節約する動きはある。改装し…

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